双子と僕 D


輪が風邪をひいてから、数日後。
少しの間学校は休んだが、今はすっかり完治していた。

風邪をひいている間、双子は学校を休んで看病すると言い出したが。
それは許さないと、輪はそう言い放った。
落ち込む双子を見て輪は少し心苦しくなったが、兄が風邪をひいたくらいで学校を休んではほしくなかった。


完全に回復した後、輪は双子に問いかけた。
「憂、陽、二人は何か、欲しいものはあるか?」
双子は一瞬不思議そうな表情をして、すぐに目を輝かせた。

「「それって、物じゃないとだめ?」」
二人とも欲しいものが同じなのか、輪に詰め寄り、逆に問いかける。
「思いつかなかったら、物じゃなくてもいいよ」
あまり娯楽を知らない双子が何を頼むだろうかと、輪は少し楽しみにしていた。


「それじゃあ・・・僕ら、兄さんと旅行に行きたい」
「一泊だけの、短い旅行でいいんだ。兄さんと行きたい」
「旅行?・・・そうか、旅番組で見たのか」
趣味で見る旅番組が、幸を制した。
その願いなら、今まで貯まりに貯まった小遣いの残りを使えば叶えられそうだった。

「いいよ。それじゃあ場所を決めて、次の休日に行こう」
輪が快く了承すると、双子は目を輝かせた。

「兄さん、ほんとにいいの!?ありがとう!」
「ほんとに連れて行ってくれるの!?ありがとう、兄さん!」
双子は、満面の笑みで兄を見上げた。
輪も、そんな嬉しそうにしている双子を見て、ふっと笑った。





休日が待ち遠しく、一日がいつもより遅く過ぎてゆく。
一回眠るごとに確実にその日は近付き、出発はいよいよ翌日となっていた。
子供たちだけで旅行に行かせることを母親は心配していたが、近場で済ますという条件で了承を得た。

双子は場所にはこだわっておらず、全て輪に任せていた。
ただ、部屋には家のような小さな風呂ではなく、大きい浴室がついていることを希望していた。
双子が出した希望はそれだけだったので、後は輪が自由に決めた。
雑誌を買ってきて手頃な場所を探し、電車のルートも調べてある。
その晩、双子は楽しみで中々寝付けなかった。


どんなに寝付けなくても、朝が来るまでの時間は同じ。
双子は早起きをし、出発を今か今かと待ちわびていた。
輪が荷物を入れたリュックを背負ったときには、双子は準備万端だった。
ショルダーバッグにしなかったのは、抱きつきにくいと双子が嫌うからだ。

「兄さん、早く行こう!」
「早く行こう!兄さん」
双子の声ははきはきとしていて、心の底から楽しみにしている様子がよくわかる。
輪は、旅行をそれほど楽しみにしてくれている双子の様子を見るだけで嬉しかった。

「ああ。行こうか」
輪は、自然と双子に微笑みかけた。




目的地までは、まずは電車で30分。
降りた駅はがらりと風景が変わり、都会とは言い難い景色が広がる。
それから、30分ほど歩いたところで、目的地に着く。
見慣れない土地に来て迷ってしまうかと思ったが、道はそれほど複雑ではなく、いたって順調だった。

「見慣れない場所って、歩くだけでもわくわくするなー」
「うん。新しい場所って、わくわくする」
双子は好奇心旺盛な性格からか、新しい発見に喜びを覚えていた。


「着いたよ。ここに泊まるんだ」
田舎道を通った先に着いたのは、和風の旅館。
小ぢんまりとしていて部屋数は少ないと本に書いてあったが、中途半端な時期だから予約を取るのは楽だった。

双子はぼんやりと、その旅館を見上げる。
番組の中だけで見ていた物を実際に見て、驚いているのかもしれない。
輪が歩き出すと、双子は視線を前に戻して隣へ並んだ。

「ようこそ、いらっしゃいませ」
中へ入ると、従業員が兄弟を出迎えた。
やはり時期が時期だからか、あまり人気はない。
今日は予約なしでも泊まれるほどですと言われ、部屋へ案内された。



部屋に入ると、まず目に飛び込んできたのは家にはない畳張りの床だった。
室内にはその畳の匂いが漂っていて、なぜか落ち着く。
双子は初めての畳張りの部屋に興奮しているのか、戸惑っているのか、あたり見回していた。

「ここに、兄さんと一緒に泊まれるんだね・・・」
「何だか、夢みたいだ。兄さんと、一緒に・・・」
少々大げさだが、双子は驚きつつも喜んでいるようだった。
「とりあえず、荷物を置いて少し休もう」

履物を脱いで、荷物を床に置き、輪は畳の上に座る。
双子はふすまを開けたり、他の扉を開けたりして、部屋の構造を確かめていた。
輪は仰向けに寝転がり、ぼんやりと天井を見上げた。

双子の足音以外は聞こえてくる音が無く、とても静かで落ち着く空間だった。
呼吸をするたびに感じる、畳の匂い。
家はフローリングとカーペットしかないが、安らげる香りだった。

そうしていると、だんだんと瞼が重くなる。
まるで、目を閉じこの安らぎだけを感じていたいと、体がそう言っているようだ。
少しだけ、少しだけこのまま楽にしていようと、輪はゆっくりと瞼を閉じた。




「・・・兄さん、寝ちゃった」
「うん。・・・寝ちゃったんだね、兄さん」
双子は、静かに寝息をたてている輪の両隣に寝転んでいた。
両側から、優しい視線で兄の横顔を見る。
自分たちとは違って冷静沈着な兄は、いつも尊敬の的だった。
今ももちろん、尊敬の念を抱いていることに変わりはない。

けれど、いつからだっただろうか。
兄に尊敬以外の、形容しがたいものを抱くようになったのは。
急に、触れたくなった。
兄に触れ、その温もりを感じたくなった。
兄の迷惑にさえならなければ、四六時中だってそうしていたいと思うようになった。

双子は、輪を起こさないよう慎重に、頬へ触れる。
掌から伝わる体温を、もっと感じたいと思う。
手で触れるだけではなく、抱きつくだけではなく、もっと、兄を感じたい。

双子は、じっと輪の寝顔を見続ける。
この後のことを、思い描きながら。




輪は目を覚ますと、「しまった」と思い飛び起きた。
少し目を閉じているだけのつもりだったのに、本格的に眠ってしまった。
外からは、もう夕陽が差し込んできている。
輪は溜息をつき、双子を探そうと起き上がる。
一人昼寝をしてしまった兄を放っておいて、どこか探索へ行っただろう。

だが、双子はいとも簡単に見つかった。
双子は、自分の両隣、いつもの位置で眠っていた。
きっと、退屈だったのだろう。
折角双子が望む旅行へ来たというのに、退屈させてしまっては意味がない。
一泊しかできないのだから、外へ散歩にでも行こうと思っていたのに。
輪が二回目の溜息をついたとき、双子が寝返りをうって、薄らと目を開けた。


「あ・・・兄さん、起きたんだ」
「おはよう・・・兄さん」
双子は目をこすり、体を起こす。

「・・・ごめん。折角、旅行に来たのに昼寝なんかして・・・退屈させて・・・」
謝罪の言葉に、双子は目を丸くした。

「兄さん、何で謝るの?」
「謝ることなんてないよ、兄さん」
「だって、色んな景色をたくさん見たかっただろ?それなのに、僕は一人寝てしまって・・・」
双子は、兄を安心させるように笑った。

「兄さん、ぼくら不満だったことなんて全然ないよ」
「ぼくらは、ここへこれたことだけでもすごく嬉しいんだよ、兄さん」
そうは言われたが、輪の表情は優れない。


「・・・そうだ、それならもう一つ、ぼくらのお願い聞いてくれる?」
「そうすれば、兄さんはもう自分を責めなくなるでしょ?」
双子は、輪の気持ちを知りつくしているかのように提案した。
願いを叶えれば、昼寝の件はなかったことにすると。
それは確かに、輪にとってもありがたいことだった。

「・・・うん。じゃあ、何でも言ってくれ」
双子はもう言うことを決めてあったのか、すぐに答えた。

「ぼくら、兄さんと一緒にお風呂に入りたいんだ」
「夕食の後じゃなくて、今すぐ、一緒に入りたい」
「え・・・あ、そんなことでいいなら、すぐ入ろう」
輪がすんなりと了承すると、双子はまた目を輝かせた。
大きな浴室があるところがいいと言ったのは、こういうわけがあったのかと、今気付いた。
兄弟は着替えとバスタオルを持って、浴室へ移動した。





浴室へ続く脱衣所は、家よりかなり広かった。
早く入りたがっているのか、双子はあっという間に服を脱いでいた。
「先に入ってていいよ、そんなに時間はかからないから」
「「兄さん、早く来てね」」

珍しく輪をせかすのは、よほど楽しみにしていることがある証拠だった。
楽しみにしているのは自分も同じだったので、輪はなるべく急いで服を脱いだ。


浴室の中も、家とはまるで違った。
石畳の床に、三人どころか十人はゆうに入れそうな、広い木彫りの浴槽。
広いながらも室内は温まっていて、浴槽には絶えず湯が流れ込んでいた。
双子は湯が流れ出てくるところで遊んでいるのか、後ろ姿しか見えなかった。
輪はシャワーで軽く体を流し、浴槽に入る。
水面の揺れに気付いたのか、双子は振り返ってすぐに兄の元へ近付いた。

「兄さん、お風呂すっごく広いよ!」
「三人でも楽に入れるね!兄さん」
「うん。これなら狭苦しくないし、広々しててすごく楽だ」
湯の温度は適温で、楽な体勢で座ったまま、じっくり入ることができそうだった。


「嬉しいな。お風呂に入るときも、兄さんと一緒にいられて」
「それに、兄さんの肌見られて、嬉しいな」
「僕の裸見たって・・・面白くも何ともないだろ」
輪はそう思っていたのだが、双子の視線に少し戸惑った。
じっと向けられている眼差しは、いつもとどこか違うような気がする。

「・・・兄さん、いつもみたいに、抱きついてもいい?」
「・・・今なら、何の隔たりもないから。ね、兄さん」
双子は両側から、輪ににじり寄る。

「え、あ・・・抱きつきたい・・・のか」
いつもならば、わざわざ許可を求めることでもない。
けれど、今は状況が違う。
服はなく、お互いの肌が完全に露出している状態でいる。
こんな状態で抱きつかれるのは初めてのことだったので、すぐに返事はできなかった。
しかし、昼寝をしてしまったときを思い出すと、断ることは気が咎めた。


「・・・いいよ。いつもみたいに、抱きついても」
わずかな躊躇いはあったが、輪は足を伸ばした。
「「ありがとう、兄さん・・・」」
双子は柔らかな笑みを見せ、一人は正面に、一人は背後に定位置に移動する。
そして、ゆっくりと兄に抱きついた。

「あ・・・」
感じた皮膚の柔らかさに、輪は思わず感嘆の声を発した。
直に感じる温もりに、やはりいつもとは違う感覚を感じる。
そうすると、輪は変に緊張していた。


「旅行が決まったときから、兄さんとこうしたいって思ってた・・・」
「旅行に行きたいって言ったのは、兄さんとこうしたかったからなんだよ・・・」
「最初から、一緒に入るために・・・?」
これはおまけのようなことだと思っていただけに、輪は驚く。
なぜ、そこまでして一緒に入りたがるのか、真意を知ることが躊躇われた。

「兄さん・・・ぼく、どきどきしてる・・・」
「ぼくも・・・温かくて、どきどきする・・・兄さん」
「・・・のぼせかけてるんじゃないのか?そろそろ上がったほうがいい」
その心臓の鼓動は、のぼせているせいではなかもしれない。
浴槽に入ってから、そんなに時間は経っていないのに、自分も心音が早くなってきている。
どうして、双子と触れ合うと心拍数が高まるのか。
素肌を重ね合わせるという、慣れないことに緊張しているのだろうか疑問だった。


「・・・兄さん、背中に腕をまわして、抱きしめて・・・」
「抱きしめてあげて・・・兄さん」
双子は、甘えるように囁く。
輪は自然と、双子の願いに応えていた。
自分の正面にいる弟の背に、ぎこちなく両腕をまわす。
いつもならば、もっとすんなりとできるはずのことが、どこか躊躇われる。
兄弟ならば何でもないはずのその行動に、なぜか再び心音の高鳴りを感じていた。


包容を合図にしたかのように、双子は輪を抱く腕に力を込める。
押し付けられるように重なってくる双子に、輪は動揺せずにいられなかった。
だんだんと、体が火照ってくる。
双子の白い肌にも、赤みがさしてきている。
流石にもうこれ以上は、本当にのぼせてしまいそうだった。

そろそろ抱擁を解いて、浴槽から出なければならない。
けれど、別にこのままのぼせてしまってもいいという、そんな考えがちらりと脳裏をよぎっていた。


「ずっと、こうしていたいけど・・・」
「そろそろ、上がらないとね・・・」
双子も限界を感じていたのか、名残惜しそうに手が解かれた。
同時に、輪も腕を解く。
すぐに立ち上がると立ち眩みがするので、三人は浴槽の縁に腰掛けた。

熱を冷ましている最中、双子は輪とぴったり肩をくっつけていた。
触れている肩はまだ熱く、熱を持っている。


「・・・いつもみたいに、肩を抱いてほしいな」
「熱くて嫌じゃなかったら・・・引き寄せてほしいな」
「あ・・・そ、そうだな」
輪は思い出したように、双子の肩に手をまわす。
いつもなら、自然にできることだった。
が、今は忘れていた。
双子の肩を抱く手は、どことなくぎこちなかった。

双子は、引き寄せられる前に、自ら輪の方へ体重を預ける。
頭を傾け、少しでも兄と触れようとするように、肩へもたれかかる。
熱でぼんやりとしているのか、うっとりとしているのか、双子の目はどこか虚ろだった。
何でもないはずの、いつもの行動。
素肌が触れ合っていることによほど動揺しているのか、輪はずっと落ち着かないでいた。




いつもと一風変わった夕食も終わった後。
もう外に出ることもできないので、三人は布団を敷いて眠ることにした。
そこにはもう一つ、双子が楽しみにしていることがあった。

「兄さん、今日は三人で眠れるんだね!」
「僕ら、一緒に寝ることも楽しみにしてたんだよ!兄さん」
「そうだな。それじゃあ、布団を敷いて・・・」
三人分の敷布を敷こうとした兄を、双子は止めた。

「待って、その敷き方じゃだめなんだ」
「ぼくらに任せて、兄さんは見てて?」
輪は一瞬きょとんとしたが、双子が楽しみにしていることなのでここは任せることにした。


双子は、全ての敷布を横に敷き、枕を三つ上のほうに並べていた。
「これなら狭くなくて、一緒に横になれるよ」
「広い部屋じゃないとできないから、楽しみにしてたんだ」
確かに、布団を横に敷くことは、家ではできない。
狭苦しさはなさそうだが、枕は隙間なくぴったりとくっついている。
左右に有り余るスペースが勿体なく感じたが、それはきっと双子の希望なので口を挟まなかった。

「兄さん、もう寝よう?」
「今晩だけなんだから、少しでも長く一緒に寝ていたいんだ、兄さん」
双子は輪の腕を引っ張り、早く早くとせかす。
ここのところ最近、双子は輪の希望を第一に聞くのではなく、自分の思いに正直になってきていた。
今もこうして輪をせかし、早く寝ようと主張している。
自主性があるのはいいことだが、輪は積極的になった双子に戸惑っているところもあった。


双子に引っ張られるまま、輪は布団に寝転がる。
両隣には双子が横になり、肩をぴったりと触れ合わせる。
そして、体を横向きにして、仰向けになっている輪を見た。

「兄さん、僕ら、兄さんと旅行に来られて、すっごく幸せだよ・・・」
「うん。もう、言葉じゃ伝えきれないほど幸せだよ・・・兄さん」
「僕も、二人と一緒に居られて幸せだよ」
どちらかを向くと、どちらかに背を向けてしまうので輪は仰向けのまま答えた。

その言葉が嬉しかったのか、双子は兄の手に触れた。
そのまま握るのではなく、掌を重ね合わせる。
そして、指の隙間をそっと広げ、自分の指を絡ませ握った。
恋人繋ぎとも呼ばれる繋ぎ方に不慣れで、輪はすぐに手を握り返すことができなかった。

だが、やがて自分からやんわりと手を握り返した。
掌が完全に重なり合い、指先だけではなく、指の間も余すとこなく触れ合っている。
輪は、ほんのりとした温かさを胸の内に感じていた。

「兄さん・・・ありがとう」
「何回お礼言っても言い足りないんだ・・・兄さん」
双子は輪の首元に擦り寄り、その首筋に軽く唇を触れ合わせた。

「え、え・・・」
輪は思わず焦ったが、これは双子の感謝の表現なのだと思うようにした。
くすぐったかったが、首を動かせば双子を振り払うようになってしまうので、そのままじっとしていた。


「「・・・兄さん・・・」」
耳元で囁かれるその声は、まるで愛しいものを呼ぶように聞こえる。
双子は、輪の頬に、そっと口付ける。
頬の次はそれぞれ場所を変えて、額や鎖骨の辺りに口付けてゆく。
一瞬ではなく、その感触を与えるように少しの間を置いてから、移動する。
ところかしこに感じる唇の感触に、輪は浴室で感じたような心音の鼓動を覚えていた。

「兄さん・・・好きだよ・・・」
「母さんよりも、父さんよりも好きだよ・・・兄さん・・・」
「あ・・・ありがとう」
双子の言葉に、輪はぎこちない返事しかできなかった。
弟が兄を好きだと言っても、よほどの信頼関係があるのなら自然な言葉だと思える。
けれど、双子のその言葉には、深い意味が込められている気がして仕方がなかった。
そんなことを思っているさなか、ふいに双子が輪の口端に唇を落とした。

「っ!」
ぎりぎりの箇所に柔らかな感触を感じ、輪は思わず手を強く握った。
兄が驚いたことを悟ったのか、双子はぱっと顔を離した。


「・・・ごめん、兄さん。驚かせちゃったね」
「ごめんね、兄さん・・・でも、感謝の気持ち、伝えたかったから・・・」
言葉を言い終えると、双子は仰向けに寝転がった。

「兄さん、お休み・・・。ぼく、今日のこと、絶対に忘れないから・・・」
「ぼくも、ずっと忘れないから・・・。お休み、兄さん・・・」
繋いだ手はそのままに、双子は目を閉じた。

「・・・お休み」
輪はぽつりと一言だけ呟いた。
口端に触れられた瞬間、瞬間的に心臓が強く脈打っていた。
その原因は動揺か、狼狽か、それとも、他の要因があるのだろうか。
考え込んでしまうと、今夜はなかなか寝付けなくなりそうだった。





―後書き―
読んでいただきありがとうございました!。
ここから少し、展開が早くなっていきます。
やっぱり兄弟はスキンシップさせやすくて良いですね!。