NO.6短編 風邪(紫苑)
(本編のネタバレを含みますので、できれば本編からお読みください
時制的には友人になったあたりです)
今日はかなり寒く、雪が降ってきてもおかしくはない日だった
そんな中散歩に来ていた流星は、いつものように犬洗いの仕事をしている紫苑を見つけた
だが、いつも楽しそうにしているはずの仕事であるのに手が動いていなかった
犬はどうしたのかとじっと紫苑を見上げていた
紫苑も犬を見ているようだったが、どこか違和感があった
流星はそんな様子を怪訝に思い、紫苑に歩み寄った
足音を忍ばせずに近付いたというのに、流星が近付いても紫苑は身動き一つとらなかった
そしてとうとう犬が痺れを切らしたのか、ワンと一声鳴いた
すると紫苑は驚き、肩を震わせた
「ご、ごめん。今、洗ってやるから」
紫苑はそこでようやく仕事を再開した
すぐ後ろにいる流星には未だ気付いていないようだった
流星はいつ紫苑が気付くかとその犬を洗い終えるのを待っていたが、紫苑はその一匹を洗い終えるとまた動きを止めた
そこで流星も痺れを切らし、紫苑の肩を軽く叩いた
紫苑はまた驚いて後ろを振り返った
「ああ・・・こんにちは流星、全然気付かなかった」
いつものように挨拶をするその表情に何らおかしいところはなかったが、
紫苑の頬は寒い冬空には似つかわしくないような赤みを帯びていた
「紫苑、珍しくぼんやりしてるみたいだな」
「そうかな・・・」
紫苑の返答は何だか心ここにあらずといった感じで、どこか弱弱しかった
流星はもしやと思い、しゃがみこんで紫苑の額に手を当てた
人の体温は温かいのが当たり前だが、流星が触れている額は温かいという表現を通り越していた
流星はそれを確認すると溜息をついて手を離した
そして紫苑の両脇の下に手を入れ、半ば無理矢理立ち上がらせた
「流星、どうかしたのか・・?」
紫苑はその行動の意味がわからず尋ねた
「今日の仕事はお終いだ。君は今から僕の家に来てくれ、いいな」
そう答えるや否や、流星はそのまま紫苑を引きずるような形で歩き始めた
「ちょ、ちょっと待って、まだ洗ってないやつが・・・」
紫苑は首だけ振り返って犬達のほうを見た
流星はそんな紫苑の訴えは聞き入れずに、また溜息をついた
「こんな寒い日にあんな冷たい川で、しかも熱があるのに仕事を続けられるわけないだろ」
さっき触れた紫苑の額は、自分の手が冷えていたせいもあるかもしれないが、かなり熱かった
どれくらいの熱なのかはわからないが、このままここにいたら悪化していくことは間違いなかった
それを懸念した流星はこうして有無を言わさず紫苑の仕事を中断させた
犬達の視線が集中しているのがわかったが、気にしている場合ではなかった
紫苑もそれ以上は何も言わず、流星に支えられつつ歩いて行った
流星の家の中は外と同じくらい寒かった
風がないだけまだましだが、寒い事にはかわりないのでとりあえず紫苑をベッドに寝かせた
本来なら暖房器具があるネズミの家に連れて行ったほうがよかったのだが、勢いで自分の家に連れてきてしまった
今更そう思っても遅いし、今の紫苑を外へ連れ出すことはしたくなかったので毛布を数枚よけいにかけておいた
「ごめん、世話かけて・・・」
紫苑は咳こそしていなかったものの、声はやはり弱弱しかった
「・・・あのまま倒れられでもしたら、寝覚めが悪いし」
友人という関係になったとはいえ、ここで素直に「心配だったから」とは言えないのが流星の性格だった
心を開ける友人がずっといなかったせいか、反射的にたてまえの答えを言うようになってしまっているのが現状だった
流星自身もせめて紫苑とネズミの前ではたてまえを使いたくないと思っていたが、すぐにはどうにもならないことだった
だがこうして連れてきたのはいいものの、
風邪をひいた友人を診る事なんてしたことがなかったので、正直どうしていいかわからずにいた
とりあえず体温が高いのだから喉が乾くだろうと思い、コップに水を入れて紫苑に差し出した
「ありがとう・・・」
紫苑はゆっくりと体を起こすとコップを手に取り、よほど喉が渇いていたのか全部飲みほした
何回もこうして手渡すのは面倒なので、流星はベッドの横に椅子を置き、そこに水の入ったコップを数個置いておいた
そして流星は自分が風邪をひいた時の事を思い出していた
NO.6に居た時の事なんて思い出したくはなかったが、記憶をたどる事でしか紫苑への対処法を知る方法が見つからなかった
自分がまだ少女だった頃・・・使用人は何をしていただろうか
何年も前の事なので、鮮明に思い出すには無理があった
おぼろげな記憶をたどると、その時は食欲がなく、
それゆえに普段通りの食事ではなく、何か別の物を食べていたような気がした
だが、不鮮明な記憶なのでそれが何なのかはわからなかった
「・・・・・紫苑、何か食べたい物はあるか?」
こうして思考しておいて何だが、もう紫苑に尋ねたほうが早いと流星は思った
「うーん・・できれば、さっぱりしたものが食べたいかな・・」
「判った」
流星は何か適した物がないかと、台所へ探しに行った
台所の戸棚の中の物はたまに自分でも何が入っていたか忘れてしまう事があるのだが、奥の方に運良く林檎が入っているのを見つけた
寒い部屋が幸いして傷んでいるところはないようだったので、流水で洗い適当に切って、不格好だが箸を添えて皿の上に並べた
流石に一個丸々は食べられないだろうと思ったので、半分はそのまま残しておいた
そして早々に紫苑の元へ戻った
「ほら、食欲はないかもしれないけど、何か食べておいたほうがいい」
流星を待っていたのか、紫苑は起き上がったままぼうっとしていた
紫苑は林檎の乗った皿を受け取ると、やんわりと微笑んで「ありがとう」と言った
流星はそんな笑顔を見せる紫苑に、体調が悪いのに無理して笑顔を見せなくてもいいと言おうとしたが、
紫苑なりの感謝の表現なのだろうと思い特に何も言わなかった
もしかしたら、林檎に箸という滑稽な組み合わせに微笑したのかもしれないなとも思った
「じゃあ、いただきます」
紫苑は箸を取り、林檎を掴もうとした
だが安っぽい箸のせいなのか、林檎はするりと箸の間を滑り落ちていった
「あ、あれ、おかしいな」
箸のせいだけではなく、熱のせいで力の調節がうまくいっていないようだった
林檎に苦戦している紫苑を見るのはまた滑稽だったが、このままではらちがあきそうにない
「・・・何か拭くもの取ってくるから、手掴みで食べていいよ」
流星は箸を取り上げ、再び台所へ移動した
毛布を果汁で濡らされると面倒な事になるから箸を出したのだが、この場合は致し方ない
流星は洗い場に箸を放った後、適当なタオルを濡らして絞り、紫苑の元へ持って行った
流星が再び紫苑の元へ戻ると林檎は半分でも多かったのか、まだ数個残っている状態で皿が隣の椅子に置かれていた
流星がちらっと残された林檎を見ると、紫苑は申し訳なさそうにわずかに目を伏せた
「ごめん、折角切ってくれたのに・・・」
体調不良なのだから仕方のない事なのに、本当に申し訳なさそうにしている紫苑はいつにも増して謙虚に見えた
「謝ることなんてない。それより、これで手を拭いておいてくれ」
流星が濡れタオルを手渡した瞬間、紫苑がまた微笑んだ
流星はその頬笑みを見て、また違うことを思った
辛いはずなのに、それでもまだ微笑む彼は健気だな、と
そんな様子が、流星の庇護欲をかきたてていた
そして紫苑にタオルを手渡された時、ふと思い当たる事があった
昔・・・自分が同じように風邪をひいた時、こういった濡れタオルを額に乗せていたような、そんな気がした
「そろそろ、横になったほうがいい」
流星がそう促すと、紫苑は素直に横になった
すると、流星は持っていたタオルを裏返して紫苑の額の上に乗せた
冷たい水と寒い空気で冷え切ったそれが気持ち良かったのか、紫苑は目を閉じた
紫苑の頬に触れてみると、先程よりはましになっていたがまだ熱かった
流星がそうすると、紫苑ははにかんだ笑みを見せた
「何がおかしいんだ?」
「別に、おかしいんじゃないんだ。
きみがこんなに優しくしてくれるなら、風邪をひくのも悪い事ばっかりじゃないなあって・・・そう思っただけだよ」
そう言って紫苑がまた笑うと、流星の中には急に羞恥心が込み上げてきた
「い・・・良い事なわけないだろ、きみは、こうして体調を崩してるんだぞ
僕に看病されたぐらいで、良い事だなんて・・・・・・・・・・・・・
・・・も、毛布、取ってくるから・・」
流星はぱっと頬から手を離すと、足早に倉庫となり果てている部屋へ向かった
言われ慣れていない事を言われて、たまらず部屋から出てしまっていた
自分を動揺させているこれは羞恥心か、驚きか、それとも喜びかわからなかった
そして紫苑の熱は完全には下がっていないものの、夜になってだいぶ体調は良くなってきていた
流星はそれに安堵しつつ、床に持ってきた毛布を広げた
紫苑は流星が何をしているのかわからない様子だったが、すぐに気付いて慌てて尋ねた
「流星、まさか床で寝るのか?」
「ああ、そうだけど」
慌てている紫苑とは打って変わって、流星は平然とした表情で言った
「そ、そんな事、きみにさせられないよ」
紫苑は思わず勢いよく起き上がって訴えた
そんな紫苑が次に言であろう事はだいたい予想できたので、流星は先に反論した
「だから自分が床で寝るとか言うんだろ?そんな事して悪化したら元の黙阿弥もいいとこだ」
正論を言われて、紫苑は俯きがちに押し黙った
そんな姿は、このことをどうにかできないかと、必死に考えているようにも見えた
病人は自分の事で手一杯のはずなのに、まだ相手を気遣っている
それがいきすぎるとただのお節介となりかねないが、彼はただ純粋に優しい
そんな彼だから、僕は警戒心を微塵も発することなく傍に居られるんだろうなと、そう感じた
「そうだ。それじゃあ、一緒に寝ないか?」
「えっ」
紫苑の突然の提案に、流星は目を丸くした
「もうだいぶ調子も良くなってきてるし、これならきみも寒い思いしないですむ」
「まあ、そうかもしれないけど・・・」
流星は返答に渋っていた
以前、共に眠りについたことはあった
しかしそれは自分の分の毛布を用意できないという事情があったからだ
だが今はこの通り、床でも眠れるくらいの準備が整っている
いくら友人という関係になったとはいえ、その提案に易々と了承する事はできなかった
「そのほうが温かいし、よく眠れると思うよ」
そう言う紫苑は、ただ純粋に流星の身を案じていた
それは、流星もわかっている事だった
だが、それでも了承する事はできなかった
また以前のように朝になって抱きしめられでもしていたら、自分が平静でいられなくなる事は目に見えて明らかだった
できれば、もうあんなみっともないところは見せたくないと切に思っていた
「だけど・・やっぱり、変だろ?同じベッドに、男同士・・で・・・・」
流星は言葉の途中で口ごもった
彼に対してはもう、男同士だからという言い訳はできないと気付いたからだった
「・・・か、風邪が、まだ完治してるわけじゃないだろ。・・・うつされたら、迷惑だ」
その言い訳は、まさしくたてまえだった
わずかに動揺したせいで、もっともらしいが心にもない答えを言ってしまっていた
決して、紫苑を拒絶しているわけではない
自分で自分が恥ずかしいと思ってしまう事を回避したいがために、理由をつけて共に眠る事を拒否していた
我が身を守る事が第一だと、そういう意識が定着してしまっている自分に溜息をつきたくなった
「そっか・・・わかった。
それじゃあ、そろそろ寝るよ。おやすみ」
紫苑は相変わらずの笑顔を見せたが、その笑顔は落胆を抑え込むためのもののような、そんなふうに見えた
流星は適当な理由をつけて彼の申し出を拒否した事に心苦しさを感じつつ、毛布にくるまって床で眠りについた
翌朝、流星は何かの束縛感を感じて目を覚ました
知らず知らずの内に毛布をきつく巻いてしまったのだろうかと思ったが、今自分を束縛しているものは毛布の感触ではなかった
丁度、自分の鎖骨のあたりにまわされているものが、流星の動きを封じていた
それは温かくて、また眠ってしまいそうになる安心感を兼ね備えていた
流星はしばらくそれが何なのかぼんやりと考えていたが、突然はっとひらめいてそれに気付いた
そして慌てて抜け出そうとしたが案外しっかりと捕らえられていて、
寝起きでまだあまり力が入らない状態では抜け出す事ができなかった
腕の中のものが動いた事に反応したのか、今流星を捕えている張本人は腕に力を込め、自分のほうに引き寄せた
そうした瞬間、意識的ではないと思うが流星の首に柔らかい物がわずかに触れた
「っ!?」
流星はそれが何なのかという事に気付かないほど鈍くはなく、何とか離れようと再び身じろいだ
するとさらに強く引き寄せられ、わずかに触れていた柔らかい物の感触がはっきりと感じられた
自分の首に触れているその感触をこんなにも明確に感じてしまうと、やはり動揺せずにはいられなかった
もしかしてもう起きているのではと思ったが、すぐ後ろで感じる規則的な息遣いから、まだ眠っている事は間違いなかった
とにかく、彼が起きる前にこの状況を何とかしないといけない
そうでなければ、また動揺して頬を紅潮させたみっともない姿を見られてしまう
しかし、下手に動いても同じ事を繰り返すだけなので、ここは呼びかけたほうが得策かもしれない
「・・・紫苑、起きてくれ」
試しに、控えめな声で呼びかけてみる
「・・・流・・・・・・星・・・・」
声が聞こえたのか、紫苑が小さな声で反応を示した
流星はこれで逃れられるとほっとして再び声をかけた
「紫苑、起きたのなら手を離してくれないか」
さっきは動揺していた自分も、今は落ち着いてきている
これなら以前のように彼を追い出すような事もしなくてすむだろうと、そう思っていた
「流星・・・・・・本当に・・・・・・」
紫苑がまた呟いたが、腕は相変わらず解かれる様子がなかった
まだ、何か夢を見ているのだろうか
これが寝言ならまだ眠っている事は確かだが、夢を見ているということは眠りが浅い証拠でもある
これならもうすぐ自然と起きてくれるかもしれないと、流星は紫苑が寝言を言い終わるのを待った
「本当に・・・すごく・・・・・・・・・愛おしいんだ・・・・・」
「えぇ!?」
突然言われたそんな言葉に、流星には一瞬で動揺が戻ってきてしまった
「気高くて・・頼りになって・・・でも、照れ屋で・・・・・そんなとこが、可愛いくて・・・・」
「かっ・・・可愛いとか、言うんじゃない!それは女の子に言う台詞だろ!」
他の三つの言葉は当たっているので何とも言えなかったが、その言葉にだけは反論したかった
昔は女だった時期があるとはいえ、今は男
そんな言葉は言われても嬉しいどころか嫌悪に値するもののはずだった
なのに何故、自分はこんなにも動揺してしまうのかわからなかった
「し、紫苑、もうその口を閉じてくれ!」
眠っている相手にこんな事を訴えかけても無駄だとわかっているのに、言わずにはいられなかった
「きみが愛おしくてたまらない・・・・・・・・好きだよ・・・・・流星・・・」
「・・・!」
流星は驚愕や動揺が入り混じり、言葉を発する事ができなかった
もうそれ以上何も言わないでほしい、そんなに甘く優しい言葉をかけないでほしい
君は友人という関係の中で、ただ純粋にその言葉を使う事ができる
でもそんな言葉を言われ慣れていない僕は、違う意味でその言葉をとらえそうになってしまう
これ以上こうしてはいられない、このまま君に囁かれていたら、僕はきっと・・・
「いい加減に・・・起きろっ!」
流星は何とか腕を動かし、肘で紫苑の腹部を力強く突いた
できればこんな手荒な真似はしたくなかったが、もうそんな事は言っていられなかった
その衝撃でまわされている腕が緩み、流星は素早くそこから抜け出し立ち上がった
そして自分を落ちつけようと、紫苑の顔を見ないように後ろを向いた
今の自分は以前と同じように動揺し、頬を紅潮させてしまっている
できればこの動揺が収まるまで眠っていてほしかったが、その望みは叶わなかった
「う・・ん・・・・・あ、流星、もう起きてたんだ。おはよう」
紫苑は、流星のさっきの一撃で完全に目覚めてしまっていた
「お・・・おはよう」
流星は振り返らないまま挨拶を返したが、それは自分でもわかるほどぎこちなかった
彼が起きてしまったことで、動揺は収まるどころか増していくようだった
「・・・流星、もしかしてぼくが勝手に一緒に寝たこと・・・怒ってる?」
ぎこちない返事に違和感を感じたのか、紫苑がそう尋ねた
怒っているわけではなかったが、今は詳しく説明する余裕がなかった
「昨日、喉が渇いて夜中に起きた時に、どうしてもきみが寒そうに見えて・・・
気に障ったのなら謝る。ごめん」
怒っているわけではないのに、そうやって申し訳なさそうに謝られると罪悪感が芽生えてしまいそうになる
「怒ってるわけじゃ・・・ない」
流星がそう呟くと、紫苑は安堵の表情を見せた
「良かった・・。昨日は色々とありがとう。きみに世話かけっぱなしで・・・」
「風邪が治ったならそろそろ帰ってくれ。
僕も・・流石に、疲れた・・・から」
また、ここでもたてまえの理由が出てしまった
疲れてはいないし、病み上がりなのだからまだ居てくれても構わなかった
しかし気高くて頼りになると言ってくれた彼には、こんな顔を見せたくなかった
「わかった。それじゃあ、帰るよ。本当に、ありがとう」
紫苑が扉を開けて出て行く音がすると、流星はやっと振り返る事ができた
彼が去った後、冷静になって考えてみても、どうしてあんなに自分が動揺したのかわからずじまいだった
動揺させられる事に嫌悪は感じなかった
だが、ただ恥ずかしかった
優しい言葉を言われて、動揺する自分自身に恥じらいを感じていた
友人なのだから、こう感じる事は間違っている
そうわかっていても、どうしようもなかった
そしてそう思ってしまうのは、本当にそういった言葉を言われ慣れていないからなのかはやはり、わからなかった
―後書き―
読んでいただきありがとうございました!
久々に意欲がわいてきたので短編として書いてみましたが、相変わらず文章の長い事長い事(汗)
やはりこういう定番イベントは書きやすい!(終わり方が微妙ですが)
タイトルはもう・・そのまんまですいません、タイトル考えるのが苦手な管理人なもんで(^−^;)
生まれてこのかた少女マンガを3つしか読んだことのない管理人にはいいシチュエーションなんて中々思いつかないもんですからご了承を・・・